日本では大正時代に入ってから洋風のかつらが流行し始めました。

かつらの歴史

かつらの歴史は古く、その期限は約38,000年前までさかのぼります。
象牙彫りの婦人像の頭にヘアネットの被り物をしているようなスタイルになっており、かつらの中では一番古いものであるとされています。

 

実質的にかつらが使われるようになったのは、約6,000年前の古代メソポタミアで男性用や女性用のかつらがあったという資料が残っています。
しかし、キリスト教が普及していくにつれ、かつらはどんどん廃れていきました。人口の髪を使うのは教えに反する、とされた為です。
その風潮は12世紀初頭に変わります。

 

能のイメージ画像

さまざまなかつらが発明され、男女問わずかつらを着ける事が普及していきます。
日本で一番古いかつらの歴史は、650年前後であると言われています。中国から「菖蒲かつら」というものが日本に伝わります。
万葉集ではこの「菖蒲かつら」を題材に詠まれた歌がいくつも残されています。この菖蒲かつらは今の「かんざし」の起源でもあります。
奈良時代には「大宝律令」という法律で「女性は朝廷に出仕するときには義髪(つけ髪)を使用すること」と定められるまでになりました。

 

日本の伝統芸能のなかにもかつらが使用されているものがあります。その代表的なものが「」です。さまざまな種類のかつらが用意され、その上から面をつけることで境目を隠していました。
現在では山形県の「黒川能」でこの方法を引き継いで行われています。
現在のような「洋風のかつら」が使用されるようになったのは明治時代からになります。当時は西洋の文明が日本にもたくさん伝わるようになりました。
洋風のかつらが流行し始めたのは大正時代に入ってからです。当時の女優がかつらをつけて舞台に上がったことから流行になったそうです。